保険の入れ歯と自費の入れ歯の違いとは?
2019年4月5日
歯科治療には患者様が治療費の一部を負担する保険治療と、治療費の全額を負担する自費治療があります。両者では治療にかかる費用に大きな開きがあるため、一見すると自費治療は「贅沢な治療」と思われることも多いようです。
しかし保険と自費の双方には、費用面以外にも選択できる治療法や材料に違いがあります。保険治療は費用が安く抑えられる反面、治療法や材料に制限が設けられているため、必ずしもその方に最適な医療が提供できると限りません。
入れ歯に関しても例外ではなく、保険の入れ歯と自費の入れ歯は使用する材料や作製にかかる時間などが大きく異なります。そこで今回は同じ入れ歯でも、保険のものと自費のものではどのような違いがあるのかをお話ししていきましょう。
■保険の入れ歯
入れ歯は歯のない部分を覆う「床(しょう)」と、歯の代わりになる「人工歯」で構成されています。さらに部分入れ歯では、残っている歯に入れ歯を固定する「クラスプ」という金具が取り付けられています。
保険の入れ歯の場合は、床や人工歯にプラスチック樹脂が使用されます。プラスチックはコストが安く抑えられることにくわえ、軽くて扱いやすいというメリットがあります。また万が一破損しても修理がしやすいのも良い点です。
ただプラスチックは強度に劣るため、入れ歯を作る際にある程度の厚みが必要となります。そのため入れ歯を入れた時の違和感が強いほか、お口の感覚もさえぎってしまうため、食事の際に味や温度が感じにくくなるのが難点です。
また保険の入れ歯はクラスプに金属しか使用できないため、前方の歯にクラスプをかけると見栄えが悪くなるのもデメリットとなります。
■自費の入れ歯
自費の入れ歯は保険のように使用する材料に制限がないため、患者様のご希望にかなう入れ歯を作製することができます。
例えばプラスチックのみの入れ歯では、その厚みによって上あごの部分や舌が接する部分に大きな違和感が生じます。さらに舌を動かすスペースも狭くなるため、食事や会話がしづらくなることもしばしばです。自費の入れ歯ではそのような部位にのみ金属を使用し、入れ歯の厚みを極力薄くして違和感を少なくすることができます。
また保険の入れ歯ではクラスプに金属が使用されますが、自費の入れ歯では金属のクラスプを使わない「ノンクラスプデンチャー」を作製することができます。ノンクラスプデンチャーは見栄えをそこなわないほか、金属アレルギーのある方にも安心してお使いいただけます。
以上のように自費の入れ歯は設計や使用する材料を自由に選択できるため、個々のお口の状態に適した入れ歯を作製できます。現在お使いの入れ歯にご不満のある方は、ぜひお気軽に当院までご相談ください。
医院名 | スズカンデンタルオフィス |
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院長 | 鈴木 亮祐 |
所在地 |
〒982-0003 宮城県仙台市太白区郡山6-4-1 |
電話番号 | 022-226-8959 |
URL | https://www.suzukan-dental.com/ |
業務内容 | 歯科・小児歯科・矯正歯科・歯科口腔外科・予防・クリーニング・歯周病治療・インプラント・義歯治療 |
説明 | JR東北本線「太子堂駅」より徒歩5分、土日祝も診療している歯医者【スズカンデンタルオフィス】です。当院では、患者さまの気持ちに寄り添いながら、症状を正確に診断し、さまざまな治療法を検討したうえで、適切な治療プランをご提案します。最初から最後まで、院長が責任を持って取り組みます。 |