乳歯が生え変わるタイミング
2019年3月29日
子どもの歯は6歳頃から12歳頃までの間に、乳歯から永久歯へと生え変わります。この時期になると「うちの子だけまだ乳歯が抜けない」「乳歯は抜けたのに永久歯が生えてこない」など、子どもの歯に関する新たな心配も増えてくることでしょう。
そこで今回は、乳歯から永久歯への生え変わりのタイミングや注意点について、お話ししていきたいと思います。
■生え変わりのタイミングには個人差がある
次の図は永久歯の平均的な生え変わりの時期を示しています。永久歯への生え変わりはまず下の中切歯を皮切りに、次いで「6歳臼歯」と呼ばれる第一大臼歯、上の中切歯という具合に進んでいきます。
しかし同じ年の同じ月に生まれた子ども同士で身長や体格に差がみられるように、永久歯の生え変わりの時期にも大きな個人差があります。
例えば最初の生え変わりとなる下の中切歯は6~7歳が萌出時期の平均といわていますが、それよりも早い4~5歳に萌出がはじまるケースもめずらしくありません。
「なかなか乳歯が抜けない」など、生え変わりのタイミングに不安があれば、一度歯科医院でレントゲン検査を受けみるとよいでしょう。歯科医院で撮影するパノラマレントゲンでは、お子様の顎の中にある永久歯の様子や本数などを確認することができます。永久歯の本数がきちんとそろっているのであれば、生え変わりのタイミングに多少遅れがあってもそれほど気にする必要はありません。
■乳歯が抜けたのに、永久歯が生えてこない
乳歯はずいぶん前に抜けたのに、永久歯がなかなか生えてこないのも保護者の方にとっては心配です。ただ乳歯が抜けてから永久歯が生え始める時期にも実は大きな開きがあり、1年以上たってやっと生えてくるケースもしばしばみられます。
しかし永久歯がなかなか生えてこない子どもの中には「生まれつき永久歯が存在しない」ケースもあるので注意が必要です。これは「先天性欠如(せんてんせいけつじょ)」と呼ばれるもので、約10人に1人の子どもにみられると言われています。
またむし歯やケガなどが原因で通常よりも早い時期に乳歯が抜けた場合であれば、次の永久歯が生えるまでの間にスペースが確保する処置が必要です。
■乳歯が抜けてないのに、永久歯が生えてきた
永久歯の生え変わりでは、「乳歯がまだ抜けてないのに、永久歯が生えてきた」というケースもよくみられます。このようなケースでは乳歯をそのまま放置すると、永久歯の萌出や歯並びに悪い影響を及ぼす可能性があります。したがってできるだけ早めに、歯科医院で診てもらいましょう。
医院名 | スズカンデンタルオフィス |
---|---|
院長 | 鈴木 亮祐 |
所在地 |
〒982-0003 宮城県仙台市太白区郡山6-4-1 |
電話番号 | 022-226-8959 |
URL | https://www.suzukan-dental.com/ |
業務内容 | 歯科・小児歯科・矯正歯科・歯科口腔外科・予防・クリーニング・歯周病治療・インプラント・義歯治療 |
説明 | JR東北本線「太子堂駅」より徒歩5分、土日祝も診療している歯医者【スズカンデンタルオフィス】です。当院では、患者さまの気持ちに寄り添いながら、症状を正確に診断し、さまざまな治療法を検討したうえで、適切な治療プランをご提案します。最初から最後まで、院長が責任を持って取り組みます。 |