歯の上手な磨き方
2018年11月30日
こんにちは。スズカンデンタルオフィスです。
歯磨きと一口にいってもその方法は様々で、スクラッピング法やバス法、ローリング法など具体的な名前のついたブラッシング法だけでも10種類以上にのぼります。いくら歯磨きを完璧にマスターするといっても、これらすべてのブラッシング法を網羅するのはプロの私たちでも至難の業です。またそれぞれのブラッシング法には長所と短所があり、どのブラッシング法が最適かは個々のお口の状態によっても異なります。
ただ1つ言えるのは、どんな歯磨きの仕方であっても「これだけは必ずおさえておきたい」という共通するポイントがあるということです。今回はそのポイントについて、詳しくお話ししていきましょう。
プラークがたまりやすい所を意識して歯ブラシを当てること
平成28年度に厚生労働省がおこなった歯科疾患実態調査によると、日本人の9割以上の人が「毎日歯を磨く」と答え、その回数も「2回以上」と答えた人が7割にのぼります。
これだけ多くの人が毎日歯を磨いているにも関わらず、なぜ成人の8割もの人が歯周病になってしまうのか。おそらくこれは「歯を磨いていても、肝心のプラークを落とせていない」ことが原因だと考えられます。
歯磨きの目的は、虫歯や歯周病の原因となるプラークを取り除くことですから、そのプラークが付着した部位に歯ブラシを当てるのが基本中の基本といえます。ではどこにプラークがたまりやすいかと言えば、「歯と歯の間」と「歯と歯ぐきの境目」の2か所です。特に歯と歯ぐきの境目にある溝(歯肉溝)にたまったプラークは歯周病を発生させる大元ですので、その部位は特に意識して汚れをかき出すようにブラシを当てていきましょう。
歯は1本ずつ磨くこと
歯磨きの仕方で多いのが、ブラシを歯に当ててそのまま横にスライドさせながら磨いていく方法です。しかしこの方法では凹凸の多い歯の表面を隅々まで磨くことができません。したがって歯を磨く際は、ブラシを歯に1本ずつ当て、細かく振動させながらプラークを落とすようにしましょう。朝は忙しくて時間がないという方は、せめて1日1回就寝前の歯磨きで実践してみてください。
磨く順番を決めること
歯磨きは人によってクセが必ずあります。利き手や歯ブラシの持ち方などによってそのクセも様々ですが、中でも多いのは同じ場所ばかり磨いてしまうパターンです。毎日忙しく、歯磨きに時間がかけられない人ほどその傾向は強く、つい自分が磨きやすい所を中心に磨きがちです。
磨き残しをなくすために一番良い方法は、磨く順番をきちんと決めること。初めは慣れるまでに多少時間がかかるかもしれませんが、同じ動作を繰り返しおこなうことで歯磨きの流れが自然に身についていくでしょう。
医院名 | スズカンデンタルオフィス |
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